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一般公開 サイエンスカフェ

ニアスカフェ24
【開催概要】 平成24年度の一般公開は終了いたしました。
ヤコウタケ

平成24年4月20日【第1回】10:40〜11:30 ○NIASCafe24
 ラヂオつくばで放送されました NIASCafe24放送予定のページ
小笠原諸島は“菌類”の宝島!〜世界遺産を500倍で見ると〜
 [話し手]:佐藤豊三
   (遺伝資源センター 分類評価研究ユニット上級研究員)
 場所:農業生物資源研究所本部地区

 「菌類」と聞いて,みなさんはどんなイメージをお持ちになるでしょうか?菌類はカビ・キノコ・酵母を含む生き物の呼び名で、他の生き物の排せつ物や死がいを分解する大切な役割を担っています。小笠原が世界自然遺産に登録される前から、動植物については独自の進化をとげたことがよく知られていました。新種・新産種の豊富な小笠原諸島のかびやきのこは、貴重な動植物の生活を支えるかけがえのない生き物と言えます、小さくて地味と思われがちなかびやきのこも、拡大して見ると実は精巧で様々な形をしています。小笠原の生き物を知る上で欠かせないもう一つの世界、菌類を紹介します。
ユニット独自ページへ(光るタバコ)

平成24年4月20日【第2回】12:40〜13:30 ○NIASCafe24
 ラヂオつくばで放送されました NIASCafe24放送予定のページ
遺伝子の働きをコントロール? 〜遺伝子組換え技術
[話し手]:光原一朗
 (植物科学研究領域植物・微生物間相互作用研究ユニット上級研究員)
場所:農業生物資源研究所本部地区

※右の写真をクリックすると研究ユニットの独自ページが開きます※

 遺伝子組み換え植物について、どの様にして組換え植物が作られているかについて具体的なところはあまり知られていないと思います。今回のお話しでは、遺伝子組み換え操作の実際と、私達が手掛けてきた、導入した遺伝子を必要な時必要なだけ発現させるためにはどの様にしたらよいか?という改良(発現ベクターの開発)について、紹介いたします。
  *応用例:光るタバコ、青いバラ、耐病性作物など。
イネ細胞内のアクチン繊維

平成24年4月20日【第3回】13:40〜14:30 ○NIASCafe24
 ラヂオつくばで放送されました NIASCafe24放送予定のページ
植物と病原菌の攻防戦 〜植物に味方して〜
[話し手]:西澤洋子
 (遺伝子組換え研究センター 耐病性作物研究開発ユニット 上級研究員)
場所:農業生物資源研究所本部地区

 植物は病気にかかった時、一見するとなすがままになっているように見えます。ところが、実際は病原菌が体の中に入ってくる時や、入ってしまった後も植物は闘っているのです。植物vs病原菌の攻防戦において、私たち人間が植物に味方してあげることで作物を病気から守ることができます。では、どのようにすれば植物の味方ができるでしょうか?今回の話を聞くと、植物を見る目が少し変わるかもしれません。
植物共生ユニット独自ページ

平成24年4月20日【第4回】14:40〜15:30 ○NIASCafe24
 ラヂオつくばで放送されました NIASCafe24放送予定のページ
共生は究極の肥料になるの? 〜根粒の世界〜
[話し手]:林誠
 (植物科学研究領域 植物共生機構研究ユニット ユニット長 )
場所:農業生物資源研究所本部地区

※右の写真をクリックすると研究ユニットの独自ページが開きます※

 世界の農業は、天然ガスなどの埋蔵資源に依存しています。これらの埋蔵資源が枯渇したら?今、世界では肥料に依存しない持続的農業が期待されています。土の下の小さな生き物「根粒菌」がこの答えになるのかも。究極の肥料となるかもしれない根粒の世界をのぞいてみましょう。
共生の概念図

平成24年4月21日【第5回】10:40〜11:30 ○NIASCafe24
 ラヂオつくばで放送されました NIASCafe24放送予定のページ
根っこと微生物の“いい関係”〜植物共生って、何?〜
[話し手]:今泉温子
 (植物科学研究領域 植物共生機構研究ユニット 主任研究員)
場所:農業生物資源研究所本部地区

 ダイズやレンゲの根にできるツブツブ、“根粒”。そこには根粒菌という微生物が住み着いていることは聞いたことがあるかもしれません。実はそれ以外にも、土の中では植物の“根”と微生物がお互いにいい関係で共生しているのを、ご存知ですか?その植物の根と微生物のいい関係を詳しく調べることで、低環境負荷の農業だけでなく、無くなりそうな世界の埋蔵資源を守ることに貢献できるかもしれない、そんなお話です。

平成24年4月21日【第6回】12:40〜13:30 ○NIASCafe24
 ラヂオつくばで放送します NIASCafe24放送予定のページ
遺伝子組換えのレシピ 〜理想の植物の作り方〜
[話し手]:四方雅仁 (植物科学研究領域 植物生産生理機能研究ユニット 特別研究員)
場所:農業生物資源研究所本部地区

 遺伝子組換え技術は、生き物が本来持っている機能を、人間がうまく利用させてもらっている技術です。でも、「遺伝子組換え」と聞くと、なんだか人工的だし、危険なイメージを持っている人もいるかもしれません。では、どうして研究者は遺伝子組換え技術を利用して、性質の変化した生き物を作るのでしょうか?そして、具体的にどのような実験操作をしているのでしょうか?普段、あまりお話を聞く機会のない、遺伝子組換え技術の実際を紹介します。

平成24年4月21日【第7回】13:40〜14:30 ○NIASCafe24
 ラヂオつくばで放送します NIASCafe24放送予定のページ
“万が一”の発見! 〜病気に強く、環境にやさしい作物をつくる〜
[話し手]:森昌樹 (遺伝子組換え研究センター 耐病性作物研究開発ユニット 上級研究員)
場所:農業生物資源研究所本部地区

 美味しいお米の安定供給には、イネを病気から守る必要があります。中でも最大の敵が“いもち病”と“白葉枯病”です。これらの病気対策のアプローチとして、病気に対するイネ自身の抵抗力を高めて、病気にかかりにくくする方法があります。遺伝子の働きを通常より強くすることにより、3万2千個あるイネ遺伝子の中から抵抗力を高める遺伝子を私たちはいくつか見つけています。3万2千個の中から1つを見つけるのって、想像してもすごく大変!このお話ではどのようにしてたくさんの遺伝子の中から1つを見つけたのか、さらに、見つけた遺伝子が低コスト・低環境負荷の農業にどのように貢献できるのでしょうか?
さきがけ研究員の紹介ページ

平成24年4月21日【第8回】14:40〜15:30 ○NIASCafe24
 ラヂオつくばで放送します NIASCafe24放送予定のページ
進化のスピードの速いヤツ 〜ウイルスの進化のしくみ〜
[話し手]:宮下脩平
 (植物科学研究領域 植物・微生物間相互作用研究ユニット 研究員)
  [科学技術振興機構 さきがけ研究員]
場所:農業生物資源研究所本部地区

※右の写真をクリックすると科学技術振興機構さきがけの研究者・研究課題のページが開きます※

 ウイルスは細胞を持たないため“生物ではない”とされます。そのウイルス、“ウイルスは進化が速い”とインフルエンザのニュースなどでよく耳にしますが、進化の仕組みは私たち人間(ヒト)を含む“生物”とはどこか違うのでしょうか?ウイルスは“生物”と基本的な点で同じ進化の仕組みを、異なる戦略で運用することで、すばやく巧妙に進化していることが明らかになってきました。ここではウイルスの進化の仕組み・戦略について、植物ウイルスを使った実験結果を交えてご紹介します。

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このイベントは「Fascination of Plants Day(国際植物の日)」参加イベントです。