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生物研
プレスリリース
平成26年5月15日
独立行政法人 農業生物資源研究所

農畜産物の大量のゲノム情報を育種に有効活用するための
データベースを開発

ポイント
  • 農畜産物の大量のゲノム情報から、必要な情報を「見つけて」、「使える」ようにするデータベースを開発しました。
  • 本データベースを使えば、大型コンピューターを持たない人でも大量のゲノム情報の解析が可能になるため、育種の加速が期待されます。
概要
  1. 独立行政法人農業生物資源研究所(生物研、NIAS)は、農畜産物の大量のゲノム1)情報を1か所で解析可能なデータベースである「農畜産物ゲノム情報データベース(略称:AgrID(アグリッド))」を開発しました。
  2. AgrIDでは、農畜産物にかかわる大量の既存データを検索して研究に必要な情報を素早く発見し、これと、ユーザーが次世代シーケンサー2)から得た大量のデータを比較・解析することにより、ゲノム研究を行うための有用情報を得ることができます。また、その結果をバックアップを取りながら安全に保存することができます。
  3. これにより、大型コンピューターを自ら利用できない研究者でも大量のゲノム情報の解析をウェブ上で簡単に行うことが可能になり、DNAマーカー育種3)などの加速が期待されます。
  4. この成果は、5月15日にウェブを通じて一般に公開されました。

予算:農林水産省委託プロジェクト「画期的な農畜産物作出のためのゲノム情報データベースの整備(平成23-27年度)」

プレスリリース全文 [PDF:878KB]
問い合わせ先など
研究代表者:(独)農業生物資源研究所 理事長廣近 洋彦
研究推進責任者:(独)農業生物資源研究所 農業生物先端ゲノム研究センター
 ゲノムインフォマティックスユニットユニット長伊藤 剛
 電話:029-838-7065 E-mail:taitoh@affrc.go.jp
研究担当者: (独)農業生物資源研究所 農業生物先端ゲノム研究センター
 ゲノムインフォマティックスユニット上級研究員宮尾 安藝雄
広報担当者:(独)農業生物資源研究所広報室長谷合 幹代子
 電話:029-838-8469
本資料は筑波研究学園都市記者会、農政クラブ、農林記者会、農業技術クラブに配付しています。

【掲載新聞】  5月16日(金曜日)化学工業日報
5月22日(木曜日)日本農業新聞

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