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豚肉の「霜降り」割合が約2倍になる種豚を開発- 岐阜県などと共同で「ボーノブラウン(美味しい褐色)」と名付ける -ポイント
概要(独)農業生物資源研究所は、岐阜県畜産研究所、農林水産先端技術産業振興センターとの共同研究によって、豚肉の「霜降り」に関連する2カ所の染色体領域を特定し、これらの領域を固定した種豚(デュロック種、ボーノブラウンと呼称)を開発しました。 今回、豚肉の「霜降り」に関連する染色体領域を2カ所同定しました。1つは第7染色体上にあり、筋肉内脂肪含量を0.7%増加する効果があり、もう一つは第14染色体上にあり、筋肉内脂肪含量を0.4%増加する効果がありました。両者の効果はそれぞれ独立に作用することも明らかになりました。この成果を利用して、2カ所の領域を交配によって導入したデュロック種の集団(雄5頭、メス10頭)を開発しました。この豚は「霜降り」の割合が一般的な豚肉の約2倍になり、美味しい肉を生産できます。愛称は「美味しい」というイタリア語の「ボーノ」と毛色が褐色(ブラウン)であることから「ボーノブラウン」としました。 岐阜県では、良質で安全な県産豚肉を生産するため、一般的な豚肉生産に「ボーノブラウン」を利用して、「霜降り」度合いの高い豚肉を作る実証試験を実施しています。今後、「霜降り」度合いの高い豚肉を食べられると期待されます。 予算:「アグリ・ゲノム研究の総合的な推進(動物ゲノム)」、19-23年 問い合わせ先など
【掲載新聞】 10月23日金曜日:日経産業新聞、11月6日木曜日:化学工業日報、11月20日金曜日:日本経済新聞、岐阜新聞、(参考記事:2010年1月19日:日本農業新聞(第16面)) 農業生物資源研究所トップページ > プレスリリースリスト > 豚肉の「霜降り」割合が約2倍になる種豚を開発 |