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 農業生物資源研究所メールマガジン 100号 平成27年10月9日 

□■目次■□
 
<お知らせ>
 
<プレスリリース>
 
<遺伝子組換え情報>
 
<イベント・行事案内>
 
<刊行物>
 
<求人>

<お知らせ>
2) 見学の申込みについて
  • 生物研には、博物館・ギャラリーのような特別な施設はありませんが、研究施設の一部、研究成果の展示スペースなどを見ていただくことができます。
  • 見学等については事前申込制となっており、見学のお申し込みは、見学予定日の3週間前迄に申込みフォーム、メールまたはファクシミリにてお申込みください。
  • 10月1日に農林水産技術会議事務局が改組され、筑波農林研究団地内の見学等の調整業務ポストが廃止されました。団地内の2機関以上見学される場合も各機関の見学担当窓口に直接お申し込み下さい。
□ 詳しくは、ホームページをご覧下さい。
 生物研:http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/kengaku/
<プレスリリース>
2) カドミウム汚染水田浄化専用のカドミウム高吸収イネ「ファイレメCD1号」を開発 (平成27年7月17日発表)
  • カドミウムで汚染された水田の浄化に適するイネ新品種「ファイレメCD1号」を育成し、品種登録出願しました。
  • 「ファイレメCD1号」は、カドミウムをよく吸収する外国のイネ品種に、もみ が落ちにくく倒れにくい性質を付与した、実用的なカドミウム高吸収イネです。
  • 日本国内の食用イネとは明確に識別でき、栽培が容易な環境浄化植物として利用できます。
□ 詳しくは、ホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/2015/20150717_1/
3)『幼若ホルモン』フリーのカイコを作出 −安全な農薬開発に有効な遺伝子を特定− (平成27年7月17日発表)
  • 昆虫の脱皮と変態に関わる幼若(ようじゃく)ホルモンの阻害剤は農薬の有力候補ですが、幼若ホルモンは不安定で解析が難しく、その生合成や働きに関わるタンパク質についての情報は不十分でした。
  • 今回、幼若ホルモンの合成酵素タンパク質の一つと受容体タンパク質の働きを 止めたカイコを、それぞれ作出したところ、最大の食害をもたらす終齢 幼虫になる前に死にました。
  • カイコと共通点が多いチョウ目害虫のこれらのタンパク質の働きを抑えることにより、幼虫による食害を防ぐ、新たな農薬の開発を行っています。
□ 詳しくは、ホームページをご覧下さい。http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/2015/20150717_2/
4) “人類最古の農業”栽培オオムギの起源を解明−ムギ類の品種改良の効率を 加速化− (平成27年7月29日発表)
  • 栽培オムギの起源(“人類最古の農業”の始まり)は、突然変異が約1万年前に 南レバント(イスラエル)で起き、その後北レバント(北西シリアから南東トルコ)において別の突然変異が起きた。そのため、世界中のオオムギ品種は大きく2つのグループに分類され、突然変異の起きたオオムギ子孫を利用して古代農業が始まった。
  • 実が落ちることに関わる2つの遺伝子(Btr1とBtr2)の進化は、ムギ類に特有 で、 数千万年前に進化が起き、2つの遺伝子がセットで2つある(合計4つ)その うち Btr1とBtr2 のセットでは塩基配列がわずかに変化し、新たな機能を持つ蛋 白質を作る。
  • 2つの遺伝子(Btr1とBtr2)の働きは、2つの遺伝子が穂の軸の節でのみ働 いて、細胞壁を薄くもろくする役割がある。
□ 詳しくは、ホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/2015/20150729/
5)古代米の起源に迫る!−紫黒米の育種が容易になります− (平成27年9月14日発表)
  • 古代米として知られる黒いお米(紫黒米=しこくまい)の原因遺伝子を特定しました。
  • 約50品種のイネの遺伝子を調べ、紫黒米がいつ頃、どの系統で発生したかが分かりました。
  • この成果により、栽培されている白いお米の品種に黒米原因遺伝子を導入する ことが容易になります。
□ 詳しくは、ホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/press/2015/20150914/
<遺伝子組換え情報>
6) 遺伝子組換えの情報提供を随時行っています。
  • 遺伝子組換え作物のほ場での栽培、隔離飼育区画における遺伝子組換えカイコの飼育実験情報を随時、更新し、情報提供をするとともに、過去の遺伝子組換え情報もご覧いただけます。
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/navi/index3.html
<イベント・行事案内>
7)農業生物資源研究所放射線育種場一般公開を開催します。
◇開催日時:平成27年10月17日(土曜日) 10:00〜15:00
◇場所:生物研放射線育種場(茨城県常陸大宮市)
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/irb_oh/irb_oh_2015.pdf
8)「皇居のご養蚕と養蚕業の歴史・未来」に出展します。
  • 蛍光を発する十二単風舞台衣装、マユ、生糸等を展示しています。
◇開催日時:平成27年10月24日(月曜日)〜12月14日(月曜日) いずれも 9:30〜17:00 ただし、毎週火曜日(但し、祝祭日の場合は翌日)は休館
◇場所:日本絹の里(群馬県高崎市金古町888-1)
◇電話:027-360-6300
◇入場料:一般400円、大・高生250円、中学生以下及び身体障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名様は無料
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。 http://www.nippon-kinunosato.or.jp/
9)「つくば科学フェスティバル」に出展します。
  • 「まゆ玉人形をつくろう!」と題し、いろいろな色の繭を使って、オリジナルの人形を作ってみよう。
◇開催日時:平成27年10月31日(土曜日)のみ 10:00〜17:00
◇場所:つくばカピオ(茨城県つくば市)
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。 http://www.tsukuba.ed.jp/~298kids/modules/wordpress/index.php?p=130
10)「ゲノム情報活用時代における作物育種の進展と将来展望」−次世代ゲノム 基盤プロジェクトシンポジウム−を開催します。
  • 国際的な諸問題に対応しつつ、豊かで安定的な食生活の実現、国産農産物の需 要拡大及び農業の発展を実現するため、農林水産省は平成25年度より プロジェ クト研究「ゲノム情報を活用した農産物の次世代生産基盤技術の開発プロジェク ト」を開始し、作物のゲノム情報を活用したDNAマーカー選 抜育種技術の開発と その育種機関への展開、さらに次世代の育種技術の開発等を推進してきました。
  • 今回、生産者の方、食品関連事業者の方、また異なる分野の研究者の方等が参 加できる研究発表会を開催し、これまでの取り組みや成果と展望につい て紹介 するとともに、研究担当者との交流を通じて、今後の課題や取り組み方向等につ いて討議する場といたします。
◇開催日時:平成27年11月11日(水曜日) 10:00〜17:00
◇場所:東京大学弥生講堂一条ホール (東京都文京区)
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。
 http://cropgenome.project.affrc.go.jp/special/symposium2015-11-11.html
<刊行物>
11) 生物研ニュース第58号を発行しました。
  • 研究トピック
    • 簡単に使えて、きれいに治す絆創膏型人工皮膚を開発
    • 「幼若ホルモン」フリーのカイコを作出
    • 人類最古の農業”栽培オオムギの起源を解明
  • 研究交流
    • インド繊維省事務次官が来訪
    • タイ王立養蚕研究所長が来訪
  • 受賞・表彰
    • 平成26年度日本シルク学会研究奨励賞
    • 第127日本育種学会講演会 日本育種学会優秀発表賞
  • イベント報告
    • 北杜地区 一般公開
    • つくばちびっこ博士
    • 遺伝子組換えカイコ 群馬県蚕糸技術センターで飼育開始
  • イベント情報
    • 放射線育種場 一般公開
  • News in Brief(英語)
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。
 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/newsletter/news/2015/News58.pdf
12) 契約職員(特別研究員、研究支援者、補助員)の募集を行っています。
□ 詳しくはホームページをご覧下さい。 http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/koubo2/

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生物研広報室
電話: 029-838-8469
ホームページ: http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/

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