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生物研
平成28年2月1日
国立研究開発法人 農業生物資源研究所

平成27年度遺伝子組換えカイコ(緑色蛍光タンパク質含有絹糸生産
カイコ)の飼育管理及びモニタリング調査結果について

当所の研究推進に関しましては、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

遺伝子組換えカイコ(緑色蛍光タンパク質含有絹糸生産カイコ)については、群馬県蚕糸技術センター(群馬県前橋市)隔離飼育区画において平成27年7月14日(火曜日)から1回目の飼育を行い、平成27年9月16日(水曜日)から2回目の飼育を行っておりましたが、この度、今年度予定の2回の飼育が終了したことから、遺伝子組換えカイコの交雑防止措置と飼育開始以降の処理等についてお知らせします。

収穫物は、今後実施予定の様々な試験に使用するため、冷凍による不活化後に繭の状態で保管しています。また、平成27年12月までのモニタリング調査の結果、遺伝子組換えカイコとクワコとの交雑個体は見つからなかったことをお知らせします。

<第1回飼育>

  • 第一種使用等飼育開始(平成27年7月14日(火曜日))
  • 上蔟(平成27年7月27日(月曜日))
  • 収繭(平成27年8月3日(月曜日))
  • 交雑防止措置
    • パイプハウス蚕室の内側全体と、プレハブ蚕室の開閉可能な窓及び戸並びに換気口に網を張り、クワコ成虫の侵入を防止しました。
  • 収穫後の処理・作業
    • 収穫した繭(蛹)は、冷凍によりすみやかに不活化しました。(平成27年8月4日(火曜日))
    • 飼育終了後に残るクワの枝等の残渣は、隔離飼育区画内の残渣処理室で粉砕処理により不活化しました。(平成27年7月28日(火曜日)〜7月29日(水曜日))

<第2回飼育>

  • 第一種使用等飼育開始(平成27年9月16日(水曜日))
  • 上蔟(プレハブ蚕室は平成27年9月28日(月曜日)、パイプハウス蚕室は平成27年9月29日(火曜日))
  • 収繭(プレハブ蚕室は平成27年10月6日(火曜日)〜10月7日(水曜日)、パイプハウス蚕室は平成27年10月7日(水曜日)〜10月8日(木曜日))
  • 交雑防止措置
    • パイプハウス蚕室の内側全体と、プレハブ蚕室の開閉可能な窓及び戸並びに換気口に網を張り、クワコ成虫の侵入を防止しました。
  • 収穫後の処理・作業
    • 収穫した繭(蛹)は、冷凍によりすみやかに不活化しました。(平成27年10月8日(木曜日))
    • 飼育終了後に残るクワの枝等の残渣は、隔離飼育区画内の残渣処理室で粉砕処理により不活化しました。(平成27年9月30日(水曜日)〜10月2日(金曜日))

<モニタリング調査>

  • 平成27年12月までのモニタリング用トラップ配置期間(平成27年7月28日(火曜日)〜12月18日(金曜日))
  • 本隔離飼育区画の四隅の外側に、性フェロモン(ボンビコール)を誘引源として粘着板で捕獲するフェロモントラップを設置し、クワコ雄成虫を捕獲しました。
  • 調査結果
    • 平成27年7月28日以降、平成27年12月18日までにクワコ雄成虫354頭を捕獲しました。
    • 捕獲したクワコ雄成虫のうち、複眼で赤色蛍光を発現していた個体は0頭、PCR法によって緑色蛍光タンパク質遺伝子または赤色蛍光タンパク質遺伝子が検出された個体も0頭で、交雑は認められませんでした。

問い合わせ先など

農業生物資源研究所 理事長廣近 洋彦
群馬県蚕糸技術センター 所長須関 浩文
飼育実験責任者:農業生物資源研究所   
             遺伝子組換え研究センター長  野 誠
            群馬県蚕糸技術センター 主席研究員  岡野 俊彦
広報担当者:農業生物資源研究所 広報室長 谷合 幹代子(たにあい きよこ)
                   電話:029-838-8469 E-mail:nias-koho@nias.affrc.go.jp
         群馬県蚕糸技術センター 主席研究員 岡野 俊彦
                   電話:027-251-5145
生物研ホームページ:http://www.nias.affrc.go.jp/
群馬県蚕糸技術センターホームページ:http://www.pref.gunma.jp/07/p14710007.html

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