国立研究開発法人農業生物資源研究所(生物研)は、平成28年4月1日に国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)に統合し、新たな組織として出発します。

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研究ハイライト

  • ムギ類の穂発芽に関する遺伝子を発見
    - 穂発芽(ほはつが)しにくい品種の開発が効率的に -

    オオムギとコムギで、穂発芽1)に関する遺伝子を別々に発見し、これらが同じ遺伝子であることが解りました。オオムギとコムギの穂発芽しにくい品種の開発に役立ちます。

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  • イネの栄養の吸収と蓄積を促進させる遺伝子を発見
    - 少ない肥料でのイネの収量アップに向けて -

    複数の栄養素をバランスよく吸収し、収量を向上させるイネの遺伝子を発見しました。この遺伝子を強く働かせたイネは、少肥料栽培での収量が最大で約2割増加しました。新たな品種や栽培技術の開発により少ない肥料でこれまでと同様の収量を得ることが可能となります。

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  • イネの防御物質生産の鍵となるタンパク質を発見
    - ストレスに強いイネの育成へ -

    イネがストレスに対して生産するファイトアレキシンの生産をほぼ一括して調節するタンパク質を発見しました。ストレスを受ける前から常にファイトアレキシンを生産する、ストレスに強いイネの育成が期待されます。

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  • さまざまな突然変異を含む多数のダイズ系統を作出
    - 新しい性質を持つダイズ品種の開発が可能に -

    ダイズに効率よく突然変異を起こす技術を利用し、様々な突然変異を含む変異集団を作出しました。今回作出した突然変異集団を用いることで、これまで以上に早く実が登熟する系統など、新しい性質をもつダイズ品種の開発が可能となります。

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  • マユの構成成分が生産される仕組みを解明
    - カイコによる有用タンパク質生産を向上させる技術の開発へ -

    カイコのマユを作るタンパク質のうち、コラーゲン等の有用タンパク質生産に役立つタンパク質が局所的に大量に生産される仕組みを解明しました。この仕組みを用いると、カイコによる有用タンパク質の生産性の向上に役立ちます。

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  • 「お化け」遺伝子を呼び出す「こっくりさん」タンパク質の発見
    - 昆虫のステロイドホルモン生合成に関わる新知見 -

    キイロショウジョウバエを用いた研究から、ステロイドホルモンであるエクジステロイド(脱皮ホルモン)生合成器官での遺伝子の発現調節に重要な役割を担う新規タンパク質を発見しました。ステロイドホルモン生合成に関わる1つの遺伝子のみの発現調節を担う転写因子の発見は、無脊椎動物で初めての事例です。動物のステロイドホルモン生合成メカニズムとその進化について新知見を与えると共に、昆虫のみに作用する農薬の開発ターゲットとなることが期待されます。

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