研究ハイライト

  • トビイロウンカに幅広い抵抗性を有するイネの作出に弾み
    -トビイロウンカを餓死させる遺伝子の特定に成功-

    栽培イネのトビイロウンカに対する抵抗性遺伝子BPH26(ビー・ピー・エイチ・ニジュウロク)を世界で初めて特定し、DNAマーカーを開発しました。BPH26とともに存在すると、トビイロウンカに幅広い抵抗性を発揮する遺伝子BPH25のDNAマーカーも、今後2-3年の間に開発の見込みです。この二つの遺伝子のDNAマーカーを利用することにより、日本に飛来するトビイロウンカに抵抗性を発揮する国内水稲品種の作出を飛躍的に短縮できます。

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  • 日本のイネ175品種の代謝物すべてをゲノムワイド関連解析
    -ある種のフラボノイドは「ハツニシキ」には含まれ「コシヒカリ」には含まれない-

    二次代謝産物の組成に影響を与える143箇所の遺伝子多型を検出。イネに含まれる342種類の二次代謝産物を検出、そのうち91種類の構造を解明。遺伝子組み換え技術を使わずに健康機能成分を含むイネ品種を開発へ。

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  • 細胞内コレステロールの挙動調節に必須の新しい遺伝子「ノッペラボー」を発見
    ~ショウジョウバエのステロイドホルモン生合成の研究から~

    キイロショウジョウバエを用いた研究から、ステロイドホルモン生合成器官でのコレステロールの挙動調節において必須の役割を担う新規遺伝子を発見し「ノッペラボー」と命名しました。広範な作用を持つコレスロールの調節において、ノッペラボーはステロイドホルモン生合成器官のみで働くという新たな仕組みを解明しました。ヒトを含む動物のコレステロール動態調節に新たな作用機序の知見を与えると共に、昆虫の発育を制御する新たな農薬の開発ターゲットとなることが期待されます。

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  • 根粒の数を調節する転写因子
    ~根粒共生の省エネルギーシステムの起動スイッチを発見~

    ダイズやインゲンなどの重要な農作物を含むマメ科植物は、葉を介した遠距離シグナル系によって根全体の根粒の数を調節しています。基礎生物学研究所の征矢野敬研究員、川口正代司教授と農業生物資源研究所 植物共生機構研究ユニット 林誠ユニット長らの研究グループは、根粒の着生数のバランスを保つ機構において、NINという名の一つの転写因子が根粒形成の開始と抑制を同時に行っていることを明らかにしました。根粒の数の調節は、マメ科植物が過剰なエネルギーの消費を回避して健全に生長するたに極めて重要です。

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  • ブタのコラーゲンから角膜再生に適した新素材を開発
    - 生体適合性の高い角膜再生素材として期待 -

    ブタコラーゲンを用いて、透明性と生体適合性に優れた半球面形状の新素材を開発しました。この新素材を足場としてヒトの細胞を培養することで、角膜組織を再現できました。今後、東京大学医学部附属病院では、この成果を利用して新しい角膜再生医療技術の実用化に取り組みます。

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  • 極限乾 燥耐性生物ネムリユスリカのゲノム概要配列を解読
    - 生物がカラカラに乾いても死なないメカニズムの解明へ -

    日本、ロシア、米国の国際研究チームは、アフリカ中央部の半乾燥地帯の岩 盤地域に生息し、極度の乾燥条件に耐えうる能力を持つ ネムリユスリカのゲノム塩基配列を解読し、その概要配列を明らか にするとともに、干からびても死 なないネムリユスリカに極限的な乾燥耐性を もたらす遺伝子多重化領域と乾燥時特有の遺伝子発現調節機構を発見することに 成功しました。今後、極限 乾燥耐性をもたらす遺伝子を利用することで、iPS細 胞や受精卵、血液などの常温乾燥保存法の開発の促進が期待されます。

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  • 多様な機能を付与する有用遺伝子をイネから発見
    - 耐病性,耐塩性,耐乾性,光合成向上,分げつ増大 -

    愛媛大学農学部分子生物資源学教育分野の西口正通(ニシグチ マサミチ)教授と独立行政法人農業生物資源研究所植物科学研究領域の市川裕章(イチカワ ヒロアキ)上級研究員の共同研究チームが,イネのヘムアクチベータータンパク質遺伝子(OsHAP2E)の過剰発現が,植物病原菌や細菌,塩害及び乾燥に対する抵抗性を付与し,光合成及び分げつ数を増大させるという機能をもつことを発見しました。たった1つの遺伝子が,このように多くの有用機能を付与することはこれまで知られていませんでした。今後,この遺伝子を利用することにより,植物病原菌や細菌による病害耐性を付与するだけでなく,塩害や乾燥地帯において作物の栽培を可能にし,人口増大に伴う食料不足に貢献すると期待されます。

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  • クモ糸を紡ぐカイコの実用品種化に成功
    - 大量生産への道を拓く -

    強くて切れにくいクモ糸の性質と、シルクの性質を合わせもつ新しいシルク(クモ糸シルク)を生産するカイコの作出に成功しました。クモ糸シルクは通常のシルクの1.5倍の切れにくさを持ち、クモの縦糸に匹敵するほどでした。クモ糸シルクを用いて、通常のシルクと同様の工程で織物に加工することに成功しました。今後は、さらに強度や機能性を高めたクモ糸シルクを開発することにより、手術用縫合糸などの医療素材や防災ロープ、防護服などの特殊素材への応用が期待されます。

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《職員の募集》
常勤職員(一般事務)の募集について (8月1日掲載)


行事・イベントの案内 植物科学シンポジウム2014「科学技術イノベーションを目指した植物科学の進展」 2014年12月3日(水) 開催(東京コクヨホール)(10月31日掲載)

行事・イベントの案内 つくば科学フェスティバル 11月8-9日 開催(生物研は8日のみ参加)(10月30日掲載)

プレスリリース トビイロウンカに幅広い抵抗性を有するイネの作出に弾み (10月29日掲載)

プレスリリース 日本のイネ175品種の代謝物すべてをゲノムワイド関連解析 (10月28日掲載)

遺伝子組換え研究推進室の独自のHPを開設しました。 (10月22日掲載)

行事・イベントの案内 平成26年度実りのフェスティバル 10月31日-11月1日 開催(10月21日掲載)

行事・イベントの案内 アグリビジネス創出フェア2014 11月12日-14日 開催(10月21日掲載)

行事・イベントの案内 つくば医工連携フォーラム2015 2015年1月23日開催(10月17日掲載)

行事・イベントの案内 シルク・サミット2014 in シルクファクトおかや 11月28日-29日開催(10月16日掲載)

プレスリリース 細胞内コレステロールの挙動調節に必須の新しい遺伝子「ノッペラボー」を発見 (10月14日掲載)

《研究成果の紹介》大型台風に耐える最強のイネの謎を解明  (10月10日掲載)

平成26年度遺伝子組換えイネ(スギ花粉ペプチド含有イネ)の栽培管理及び交雑調査結果について(10月10日掲載)

行事・イベントの案内 サイエンスアゴラ2014 11月7日-9日開催(10月1日掲載)

過去の新着情報一覧

【 開催日順に掲載 】

平成26年度実りのフェスティバル 10月31日-11月1日 開催(10月21日掲載)

作物ゲノム育種研究センター設立記念シンポジウム 11月5日開催(9月12日掲載)

サイエンスアゴラ2014 11月7日-9日開催(10月1日掲載)

つくば科学フェスティバル 11月8-9日 開催(生物研は8日のみ参加)(10月30日掲載)

アグリビジネス創出フェア2014 11月12日-14日 開催(10月21日掲載)

シルク・サミット2014 in シルクファクトおかや 11月28日-29日開催(10月16日掲載)

農業生物資源研究所がオープンカレッジを開催 9月4日-12月11日毎週木曜日開催 (4月11日掲載)

つくば医工連携フォーラム2015 2015年1月23日開催(10月17日掲載)

ヒカリ展(出展協力:生物研) 10月28日-2月22日開催(9月29日掲載)

イベント・行事案内一覧